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本:「実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則<増補改訂>」

このサイトに「強迫性障害の治し方」を求めて来た人の為に少しでも役に立つ事ができたら…と思い、今回は有効な治療法の1つを詳しく記している本をオススメします。

強迫性障害をわずらっていた人間が書く克服方法


最近ふとした事から改めて強迫性障害と向き合う事になり(家族の為にもちゃんと病気を向き合わなければ。その為にまず強迫性障害についてちゃんと理解しよう!)そう思って見つけたのがこの本です。

 

実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則 増補改訂

実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則 増補改訂

 

 

タイトルの通り、強迫性障害で苦しんだ事のある著者がその時の体験や克服方法を様々な例も含めて記した本です。

 

イラストは殆ど無いですが、文章は見やすく読みやすいよう工夫されていて、そして共感の連続で私はあっさり読みきってしまいました。

 

内容は数人を例に挙げて様々な症状がある事を説明する他、自身の体験談、そして強迫性障害を克服する為の鉄則が細かく記載されています。

 

私はまだ強迫性障害を克服できたとまで言えませんが、こうやって克服してしっかりとその道筋を語ってくれる先輩がいるのはとても心強く感じられました。

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著者自身が強迫性障害を経験して、かつ克服している。強迫性障害がどんな物か身をもって理解した人が書いた本。

 

「そうそう!」と頷ける内容が記載されているだけでも励まされたし、またその人が「こうすればいい」と後押ししてくれるので戦ってるのは自分だけじゃない、と思える。

 

私は自分を支えてくれる人や医者は「味方」、同じ強迫性障害に苦しみ悩んでる人は「仲間」だと思ってます。

 

自分が苦痛だと思う事を、同じように感じる仲間がいる。その仲間も頑張っている、と言う安心感は味方がくれる勇気とはまた別の勇気をもらえます。

 

自分の抱える不安ってなかなか味方には言えないんですよね。あまりにも常識離れした感覚を表に出してしまうと呆れたり、離れたりしていってしまいそうで。表情を見るのが怖くて。

 

だから、この本を読んだ時私は心が少し軽くなりました。誰にも不安を打ち明けられずに苦しんでいる人も、自分以外の誰かの、自分と同じ不安に苦しむ人の話しを読む事で自分の不安や孤独を和らげる事ができるかもしれません。

この本を紹介した理由

私が10年程前に強迫性障害になった時はあまり強迫性障害に関する本は見つけられず、結果治す方法も分からない為に積極的に治したいという気力もわかず、ただ何とか1日1日を生きているだけでした。

 

もっと早くこういう本に出会えていたらこの十数年、もっと明るく過ごせたのかな…。

 

今更悔やんでも仕方が無いし、今が不幸という訳でもないのですが…もっと早くこの病気と向き合えていたら。と、ことある事に感じます。

 

私のように思う人が少しでも減るように、強迫性障害に悩んでいる仲間に少しでも早く光が差し込む「きっかけ」になれば。そういう思いでオススメさせていただきます。

注意点があるとすれば…

著者は医者にかからず薬を飲まずで克服できたようですが、「薬飲まなくても治る!飲むのやめよう!」と言っている訳ではないのでご注意ください。

 

強迫性障害の為だけに処方されている薬とは限らないし、襲い来る不安の量や不安にどれだけ耐えられるかは人それぞれ。薬が処方されている場合、薬をどうするかは医者と相談です。

 

克服法については私が思っている物とほぼ同じでした(長くこの病気を患う人は同じ答えに辿り着くと思います)。ただ、答えはわかっていても実践できるかどうかはまた別なんですよね。

 

著者自身も無理はしないように書いてありますが、私も過去に無理して倒れてしばらく薬が増えた事があるので、お守り位の感覚で読んでいると気が楽なんじゃないかな、と思います。

 

1800円(税抜)と少し値は張りますが、強迫性障害に悩んでる人で他に専門の本を持っていなければ1冊、購入してみる事をオススメします。

 

実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則 増補改訂

実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則 増補改訂