突然ですが、皆さんは「涙」についてどんなイメージを持っていますか?
綺麗で儚い、何処か神秘的なイメージもありますが、「涙を流す」=「泣く」=「恥ずかしい、みっともない」という、マイナスなイメージを持っている人も多いです。
でも、涙って何の為にあるのか考えた事はありますか?
目の保護という役目もありますが、時に溢れるほどの涙が出るのは何故か?
涙は感情の排泄物
私は、涙は心に溢れる感情を押し流してくれる感情の排泄物だと思っています。嬉し涙も、悔し涙も、悲しい涙も、笑い涙も全部感情を抑え切れずに出る涙。
体の中で抑えきれない感情だから外に流してしまえと脳が命令しているのか、我慢しても溢れてくる。何とも言えない感覚と共にこみ上げて来る物。
そして…冠婚葬祭等の状況にもよるので一概には言えないのですが、他人の涙や、他人に見られる自分の涙に嫌悪感を抱くのは「涙」=「排泄物」、「泣く」=「排泄行為」だからという事もあるでしょう。
綺麗汚いはともかく、体から排出される物という意味では涙も排泄物です。目の前で排泄行為を見せられて良い気分になる人はあまりいないと思います。どんなにもよおしても、けして人前でしようとは思いませんよね?
でも排泄は生きる上で絶対必要な行為。それは涙も同じ。出したらスッキリするんです。それは人に備わってる大事な自浄作用。
人前で泣いたら、咎められる事もあるかもしれません。でも、誰もいない時に泣いても誰も貴方を責めません。だから、一人でいる時に泣きたくなったら思いっきり泣いていいんですよ。
泣くとスッキリして冷静に不安と向き合える
私は結構感情移入しやすい気質なので、これだ!としっくり来る曲を聞いて勝手に妄想して物語組み立てて勝手に泣いてスッキリしてます。すると不安も消えていたり、小さくなっていたり。
そうでない時でも泣く前より楽になっています。泣いたのが別の理由でも不安は流れていってくれるので、「一人でいる時に泣く」という事に恥ずかしい、とか弱い、とかそういう感情はいりません。泣けばいいんです。泣いていいんです。
それに気づいて涙と上手く付き合えるようになってから、不安との付き合いも少し楽になりました。